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笠間城は続百名城の112番の城跡で茨城県笠間市にあります。
13世紀初頭に、笠間時頼が築城し、その後城主は明治時代まで目まぐるしく変わりましたが、江戸時代は笠間藩の政庁として機能していましたが、明治に入り廃城となり天守閣や櫓などは破却されました。
忠臣蔵で有名な浅野家が一時城主になっていました。
下屋敷跡付近に大石邸跡の石碑がありますが、大石倉之助はここで生まれたわけでなく、祖父の代まで笠間の地にいました。
笠間城跡は心霊スポットとしても有名でトンネルで鎧武者が立っているとか、リングの貞子の井戸があるとか言われてます。
千人武者溜りと呼ばれた曲輪跡が駐車場となっているのでここから城跡に向かいます。
駐車場奥から、進んでいくとすぐに大手門跡に到着します。
門跡の遺構は石垣が若干残っています。
さらに進むと笠間城址公園に到着しますが、かなり荒れていて草が生い茂っています。
城址公園が本丸跡で八幡台櫓跡などの石碑や案内板が点在しています。
八幡台櫓は、笠間城跡の北西にある真浄寺に移築されています。
本丸跡から進むと天守台跡に入る虎口が見えてきます。
天守台付近には石垣が残っていますが、東日本大震災の影響でダメージがかなり残っているのが分かります。
天守台跡には佐志能神社が建っていますが、震災の影響で崩れそうでちょっと怖いですね。
笠間城の百名城スタンプは城跡の西側のかさま歴史交流館井筒屋にあります。
館内には、笠間城のジオラマや全景図などの資料があります。
城跡といっても、ほぼ山なので天守台までいくにはちょっと気合が欠かせませんね。
心霊スポットでもあるので、一人で行くとちょっと怖いです。
上級者向けかと思います。
笠間城跡のある佐白山の西側のふもとに城主の下屋敷がありました。
時鐘です。
笠間藩があった頃には、城下に時間を知らせる役割をしていたようです。
明治に入り城が破却されたときに一旦、近くの寺院に移築されていたのですが今世紀に入って、再び下屋敷跡に再移築されています。
笠間城跡へとつながる山道です。
千人武者溜まり駐車場から笠間城跡に向かうより倍以上の距離を歩く必要がありますので、車で行くなら千人武者溜まり駐車場からがおススメです。
笠間城下屋敷跡から少し下ると笠間稲荷駐車場があります。
ちなみに、笠間城のスタンプ設置場所のかさま歴史交流館井筒屋の最寄りの無料駐車場がここです。
井筒屋の隣にある駐車場は有料なのでご注意を。
笠間稲荷駐車場を過ぎると、大石邸跡があります。
忠臣蔵の浅野家は、討ち入りの50年ほど前には笠間藩主でその後に赤穂藩に国替えされているので大石邸跡が笠間にあります。
忠臣蔵の大石内蔵助は、国替え後に生まれているので笠間藩には直接関係していません。
大石邸跡を過ぎると、かさま歴史交流館井筒屋があります。
笠間城跡は2018年4月6日からスタンプラリーが開始された続百名城に選ばれていて、井筒屋がスタンプ設置場所になっています。
2階には展示室があり、笠間城の全景模型などが展示されているので、時間があれば立ち寄ってみてください。
かさま歴史交流館井筒屋から北へ1キロ弱に真浄寺がありその境内に、笠間城の八幡台櫓が移築されています。
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