平塚城の概要・歴史
平塚城は、東京都北区にある平塚神社付近にあったとされています。
この地に平安時代には、豊島郡の郡衙(郡の役所)があった場所だと推定され豊島郡でも要衝だったことから、豊島氏が平塚城を築きました。
源義家が後三年の役で奥州からの帰路に平塚城に立ち寄っています。
秩父平氏の流れをくむ豊島氏が城主でしたが、長尾景春の乱で豊島氏は長尾景春に味方したため、太田道灌の攻撃により落城しています。
現在の平塚神社には、土塁や空堀・曲輪などの目立った城跡の遺構などは特に見当たりません。
平塚神社の拝殿付近が主郭であったと考えられ、舌状台地の先端部でした。北側の上中里駅側にある飛鳥の小径から見ると崖の上に位置していたことが分かります。
上中里駅から平塚神社入口に向かう坂は、「蝉坂」と呼ばれていて、太田道灌が平塚城を攻撃する際に通ったことで「攻め坂」から転訛したと伝えられています。
平塚城へのアクセス・駐車場
平塚城へのは、JR京浜東北線の上中里駅南口から蝉坂を上り徒歩2分ほどで平塚神社へと昇る階段入口があります。平塚神社正面入口へはさらに上って駅から4分ほどです。
駐車場は、本郷通側からの正面入口付近にあります。
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