不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう、弁天堂)は、江戸初期の寛永年間(1624年~1644年)天海僧正が寛永寺を開山した時に不忍池に人口島(弁天島)を造りその上に建てられました。
不忍池を琵琶湖に見立て、琵琶湖に浮かぶ竹生島をイメージしたのが弁天島です。
辯天堂のご本尊は、音楽や芸能の守り神として広く信仰されている弁財天です。
当初は、天海の意向で琵琶湖における竹生島と同様にするため弁天島への参拝は船を使って行われていました。しかし不便だという声が多かったため寛文十年(1669年)頃に橋と陸道が作られました。
辯天堂のご本尊は、音楽や芸能の守り神として広く信仰されている弁財天です。
昭和20年に空襲により焼失しましたが、昭和33年に再建されています。
・大黒天堂
弁天堂には、「大黒天(だいこくてん)」がお祀りされています。大黒さまは豊臣秀吉公が大切にしていたという伝説があり、幕末の戦争や太平洋戦争といった難を免れ、今日に伝わっています。
大黒天は福を授ける神・福を招く神として知られ、家門繁栄や富貴をもたらすといったご利益があります。
また毎月の縁日法要では護摩が修され、多くの参詣があります。
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