輪王寺大猷院の歴史・概要
輪王寺大猷院は、三代将軍徳川家光の廟所として承応二年(1653年)に建てられました。
大猷院(たいゆういん)は、徳川家光の諡号(死後の贈り名)でもあります。
国宝である拝殿・本殿に加えて、20棟以上の重要文化財があります。
大猷院の入り口にある仁王門には、口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」二体の仁王像が左右にあります。「阿吽の呼吸」の語源は、ここからきていると言われています。
夜叉門です。
阿跋摩羅(あばつまら)、毘陀羅(びだら)、烏摩勒伽(うまろきゃ)、犍陀羅(けんだら)の四体の夜叉があることから夜叉門と呼ばれています。
また牡丹の花が彫刻されていることから牡丹門とも呼ばれています。
烏摩勒伽(青い像)は、破魔矢の発祥ともされている全国でも珍しい仏様です。
拝殿・本殿です。
権現造りという拝殿・相の間・本殿が連なる独特な構造で、国宝に指定されています。
金箔が大量に使用されていることから「金閣殿」とも呼ばれています。
皇嘉門(こうかもん)です。
家光公の御廟への入り口の門で、中国明朝建築の竜宮造りで竜宮門とも呼ばれています。この門の先に家光公の墓所がありますが、墓所は非公開です。
輪王寺大猷院へのアクセス・駐車場
大猷院へのアクセスは、車なら日光ICから所要時間は約15分です。
公共交通機関でなら、JR日光駅・東武日光駅から運行している世界遺産めぐりバスの「大猷院・二荒山神社」バス停から徒歩1分です。
駐車場は、隣にある二荒山神社の駐車場が利用できます。
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