日光東照宮の概要・歴史・見どころ

栃木県日光市にある江戸幕府の初代将軍徳川家康を祀る神社ですが、境内にはお寺である輪王寺薬師堂(鳴き龍)が混在しています。

輪王寺と二荒山神社と併せて、二社一寺として日本で10番目の世界遺産登録されています。
ちなみに日本で初めて世界遺産に登録されたのは、姫路城と法隆寺です。

創健は徳川家康没後の元和三年(1617年)ですが、日光周辺は勝道による輪王寺建立から始まり鎌倉幕府・室町幕府の鎌倉公方・後北条氏を通じて東国の宗教的な権威のある地域となっていたことから、徳川氏もここに東照宮を造営しました。

日光東照宮内には国宝などの文化財がたくさん保存されていて、三猿・眠り猫・鳴き龍などが有名です。

 

・三猿

表門を入って左手にある「神厩舎」の長押(なげし)に三猿があります。
猿の彫刻は三猿だけでなく生まれてから死ぬまでのライフイベントを16匹の猿で表しています。
三猿は幼少期で悪いことを見たり・聞いたり・言ったりしないで素直にまっすぐ成長するようにという暗示だそうです。

毎日ではないですが(日曜日が多い?)、神厩舎には白馬が繋がれていることがあります。

・眠り猫

奥宮への入り口の坂下門付近にあり伝説の彫刻職人左甚五郎の作品であると伝えられています。

眠り猫の裏面には雀が彫られています。

・鳴き龍

東照宮本地堂(輪王寺薬師堂)にある天井画で、竜の頭の下で拍子木を鳴らすと音が反響してまるで龍が鳴いているように聞こえることから鳴き龍と呼ばれています。
1961年に火災で焼失していて今の鳴き龍は修復画です。

現在は、住職さんが拍子木を鳴らしていますが昭和の頃は、自分で拍子木を鳴らすことができました。

・陽明門

高さ11m・間口7mの門で500もの彫刻で装飾されています。江戸初期の工芸・装飾技術が集約された豪華絢爛な造りとなています。

日光東照宮の御朱印・御祈祷

日光東照宮の御朱印は、陽明門をくぐって右側の社務所で受け付けています。

御祈祷もここで受け付けていて、御祈祷は御本社東側の祈祷殿で行われます。

日光東照宮へのアクセス・駐車場

日光東照宮へのアクセスは、東武日光駅からなら徒歩35分ほど、JR日光駅からなら徒歩40分ほどです。バスは各駅から出ていますが神橋辺りでよく渋滞しているので日光街道の街並みを見物しながらフラフラと歩いて向かうのがおすすめですね。

駐車場は、日光東照宮の駐車場より二荒山神社の駐車場の方が少し近いです。
でも駐車料金は、日光東照宮の大駐車場が600円に対して二荒山神社の駐車場は700円とちょっと高いです。

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