石神井城跡の歴史・見どころ
石神井城は、東京都練馬区にあり南側を石神井川、北側を三宝寺池に挟まれた台地の上に築かれた連郭式の平山城です。
築城時期は鎌倉後期と考えられていて秩父平氏の流れをくむ武蔵の豪族豊島氏が築城したと考えられています。
室町中期には、豊島氏の本拠地となっていたようです。
主郭は石神井公園内にあり土塁や空堀が良好な状態で残っていますが、保存のため立ち入りは禁止されています。
毎年ではありませんが10月頃の東京文化財ウィークの特別公開事業で主郭内が一般開放されることがあるようです。2024年の東京文化財ウィークでは10月26日から11月4日までの期間で一般公開されていました。
豊島泰経が城主の時、長尾景春が武蔵守護の山内上杉氏に対して反乱を起こした時に豊島泰経は長尾景春側に味方しました。
武蔵守護側についた扇谷上杉氏の家宰太田道灌に攻撃を受け石神井城は落城し、豊島泰経は平塚城に落ち延びたと言われています。
三宝寺池です。
石神井城の北側の天然の堀として機能していたようです。
姫塚です。
落城時に豊島氏のお姫様が三宝寺池に身を投げたという伝説が残っています。
石神井城跡へのアクセス・駐車場
石神井城跡へのアクセスは、西武池袋線の石神井公園駅から徒歩15分ほどです。
駐車場は石神井公園の西側に公園利用者用の有料駐車場があります。この駐車場からも少し遠く城跡までは徒歩12分ほどです。
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