白河小峰城は、南北朝時代の1340年に白河の関の北方阿武隈川南岸にある小峰が岡という丘陵に白河結城氏の結城親朝が築城したの始まりです。
豊臣秀吉による奥州仕置で改易されるまで白河結城氏がこの地を支配しました。
その後は、蒲生氏・上杉氏が城主となりましたが、江戸初期築城の名人とされていた丹羽長重が移封され、約4年の月日を費やして城郭の大改築を行いました。
本丸と二の丸の一部が城山公園となっていて、東側にあった三の丸はそのほとんどが開発されて宅地化されて遺構は残っていません。
城山公園以外の遺構は、東側200mくらいの位置に移築された太鼓櫓とさらに東に200mくらいの位置に石垣が残っています。
この石垣は、GoogleMapでは東側にあるのに「小峰城西側石垣」と表示されています。
復元された三重櫓は実質的な天守にあたり、1991年に木造で復元建築されて内部の見学も可能です。
さらに1994年に当時の資料に基づいて建築された前御門も復元されています。
本丸の西側から北側にかけて、幅20mほどの立派な水堀が残っています。
白河小峰城は、明治初期の戊辰戦争時に戦場となりました。
旧幕府軍と新政府軍の間で激しい戦闘となり、小峰城は東北諸藩への防衛拠点として造られていたため南側からの攻撃には比較的弱く、それもあってか落城・焼失しました。
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白川小峰城は、2006年に日本百名城に選出されています。
日本城郭協会は、百名城・続百名城のスタンプラリーを行っていて、白川小峰城にもスタンプ台が設置してあります。
スタンプの設置場所は、
・小峰城三重櫓内
開館時間:9:30~17:00(4月~10月)、9:30~16:00(11月~3月)
・小峰城歴史館
開館時間は、9:00~16:30(入館は16時まで)
ここは基本的に月曜日が休館日で、他にも正月なども休館しています。
詳しくは、小峰城歴史館の公式ホームページを確認してください。
・二ノ丸茶屋(小峰城内)
営業時間は、9:30~17:00で水曜日が定休日。
・JR白河駅観光案内所
白河小峰城のある城山公園は、JR東北本線の白河駅にほぼ接するような位置にあるため、公共交通機関で行くには好立地です。
駅近にもかかわらず、駐車場はしっかりと用意されているので車で行くにも問題ありません。
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