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菅谷館は、鎌倉街道上道付近で都幾川の北側に築かれた平城です。
続百名城の120番に選ばれています。
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」にも登場した畠山重忠が居館としていたことでも知られています。
畠山重忠は、鎌倉幕府成立の功臣でしたが、1205年に起きた「畠山重忠の乱」で北条時政の謀略で謀反を疑われて一族・郎党を滅ぼされています。
ちなみに畠山重忠は、鎌倉殿の十三人の中には含まれていません。
菅谷館は、畠山重忠が誅殺された後は、廃城になっていたようですが室町時代初期からの関東騒乱での山之内上杉氏と扇谷上杉氏の争いで、再び防衛拠点として利用されたようです。
武蔵に後北条氏が進出すると、菅谷館を占拠し拠点として利用しています。
菅谷館の縄張りには、後北条氏の城郭の特徴が見受けられます。
本郭・二郭・三郭などの曲輪と、空堀と土塁の組み合わせられた構造で、空堀・土塁は保存状態も良好で見ごたえがあります。
城郭のほぼ中心部に、畠山重忠公の石像があります。
7月上旬から下旬にかけて、菅谷館跡の全域でヤマユリが咲くことでも有名です。
合計で500株以上のヤマユリが咲くそうです。
菅谷館は続百名城に選ばれていて、スタンプ設置場所が設けられています。
スタンプの設置場所は、菅谷館跡の入り口付近の三郭内にあたる場所にある埼玉県立嵐山史跡の博物館の入り口付近に置いてあります。
菅谷館へのアクセスは、電車なら東武東上線の武蔵嵐山駅西口から徒歩15分ほどです。
車なら嵐山小川インターか東松山インターからどちらも10分程度です。
東松山インター方面の東側から向かうと菅谷館へは左折して入るのすんなりと入れます。
嵐山小川インターからだと右から入るのですが中央分離帯があり、大妻嵐山高校の交差点を右折して、菅谷館跡に入るのですが、「えっ!ここに入るの?」と思うような、せまい砂利道なので注意してください。