吉原神社(よしわらじんじゃ、東京都台東区千束) ー 吉原遊郭ゆかりの神社

吉原神社の概要・歴史・由緒

吉原神社は、明治5年に吉原遊郭内に祀られていた玄徳稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、榎本稲荷社、九郎助稲荷社の5つの稲荷神社を1か所に合祀したことが始まりです。

関東大震災時に吉原神社は焼失して、当時は吉原大門付近にあったのが、現在の場所に移転しました。
吉原神社の南にある吉原弁財天本宮は、元々は別の宗教施設でしたが昭和10年(1935年)に合祀されて境外摂社となっています。

御祭神は、
・倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
・市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

です。

・吉原弁財天本宮

この辺りは吉原遊郭が日本橋から移転される前は、池が点在する湿地帯でその池の一つが花園池とも弁天池とも呼ばれていて、その池の池畔に弁天祠が祀られたのが始まりです。
関東大震災が起こった際に、多くの人が火災の熱波を逃れるために花園池に飛び込み溺死しました。境内にある観音像は溺死した人々を供養するために建てられたものです。

花園池は、周辺の開発時にほとんど埋め立てられて境内にわずかにその名残を残すのみとなっています。

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吉原神社の御朱印

吉原神社の社務所で、吉原神社と吉原弁財天の2種類の御朱印が頂けます。
書置きではなく、御朱印帳に直書きしてくれます。

吉原神社へのアクセス・駐車場

最寄り駅は、東京メトロ三ノ輪駅から徒歩約12分、つくばエクスプレス浅草駅からも徒歩約12分くらいです。
日暮里駅と錦糸町駅間を運行している都営バス08系の竜泉バス停からなら徒歩4分程度です。

小さな境内の神社ですから、駐車場はありませんので公共交通機関を利用するのがおすすめですね。

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