名古屋城は、徳川御三家の尾張徳川家の居城でした。
元々、1520年ころに尾張に進出した駿河の今川氏が那古野城を築いたのが始まりで、織田氏が支配した城郭です。
那古野城は、二の丸辺りにあったとされています。
織田信長は、那古野城で生まれたとする説もあります。
江戸時代に入ると、尾張の中心地であった清洲から街ごと、現在の名古屋場周辺に移して、拡大・拡張して、日本三名城の一つと言われるほどの規模を誇りました。
本丸・二の丸周辺に、遺構が集中して残っていますが、周囲に三の丸御園御門跡や三の丸南外濠、本町門跡、東大手門跡、三の丸東外濠など、石垣や土塁、空堀の遺構がしっかりと残っていて、見ごたえも十分ですので、天守閣・本丸だけでなく足を伸ばしてみることもおすすめです。
天守閣は、名古屋空襲で焼失しましたが1959年に鉄筋コンクリート造で再建されました。2018年から耐震性能が不足しているという理由で入場禁止となっています。
コンクリート造の天守閣を解体して、木造建築での再建が計画されていますが竣工予定は未定のようです。
天守閣の木造復元に先駆けて、明治に入って破却された本丸御殿は2018年に木造で復元されて完成し、公開されています。
本丸の西南隅櫓と東南隅櫓、御深井丸にまる西北隅櫓は、江戸初期に建造された現存する遺構です。
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名古屋城は、百名城の44番に選ばれていて百名城のスタンプが設置されています。
スタンプ設置場所は、正門の改札所と、正門抜けてすぐにある総合案内所と、地下鉄名古屋城駅方向にある東門改札所の三か所です。
スタンプ台のテーブルが置かれていてスタンプが置いてあるパターンではなく、店員さんに声をかけてスタンプを借りる形式です。
名古屋城へのアクセスは、地下鉄なら丸ノ内線の名古屋城駅(市役所駅)か名城公園駅ですが、名古屋城に入るまで少し歩きます。
名古屋駅から、名古屋市内の観光地を循環するバスが出ているので、そのバスに乗れば、正門の目の前で降ろしてくれます。
駐車場は、正門の南側にある名城公園正門前駐車場か名城公園内の駐車場が駐車台数の多い駐車場です。
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